TERM MEMORY GUIDE
ITパスポート用語は、全部暗記しようとするほど覚えにくくなります
ITパスポートの用語が覚えられないのは、記憶力が低いからではありません。 用語だけを先に暗記しようとしているからです。
意味を丸暗記しても、問題文でどう聞かれるかを見ていなければ、すぐ忘れます。 非IT社会人がやるべきなのは、用語集を上から全部覚えることではなく、 問題で出た用語を、分野・聞かれ方・間違えた理由とセットで残すこと です。
この記事の結論
用語は、暗記量より残し方で差が出ます。 用語を孤立させず、問題で出る形とセットで覚えてください。
こんな状態で止まっていませんか
- IT用語が多すぎて、参考書の最初で止まる
- カタカナ・略語・英字3文字が並ぶと覚えられない
- 用語集を読んでも、次の日には忘れている
- 意味は見たことがあるのに、問題文になると選べない
- 似た用語の違いが分からず、選択肢で迷う
- 分からない用語を全部調べて、勉強時間だけ増えている
1つでも当てはまるなら、暗記量を増やす前に 用語の残し方 を変えた方が進めやすいです。
試験内容からの逆算
現行のITパスポート試験は、120分・小問100問のCBT試験です。 出題はストラテジ系35問程度、マネジメント系20問程度、テクノロジ系45問程度から構成されます。
合格には、総合評価点600点以上に加えて、ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の各分野で300点以上が必要です。 つまり、用語も1分野だけを覚えるのではなく、3分野を広く拾いながら、苦手分野を足切りライン以下にしない覚え方が大切です。
また、IPAは試験で使用する情報技術に関する用語の定義・表記について、原則として一般に広く定着しているものを優先するとしています。 表記だけを丸暗記するより、問題文の中で意味と使われ方を押さえる方が現実的です。
参考:IPA「試験で使用する情報技術に関する用語・プログラム言語など」
合格基準の詳しい見方は、 ITパスポートの合格点と足切りの考え方 で整理しています。
目次
- 01用語はどう覚えるべきか
- 02用語が覚えられない理由
- 03用語を覚える順番
- 04分野別に最初に触る用語
- 05用語メモの作り方
- 06過去問と用語をつなげる方法
- 07カタカナ・略語の覚え方
- 08テクノロジ系用語で止まる人へ
- 09やってはいけない覚え方
- 10最初の7日でやること
- 11まとめ
SECTION 01
結論:ITパスポート用語は、用語集だけで覚えようとしない
ITパスポートの用語は、用語集を上から読んで覚えようとするとかなり重くなります。 特に非IT社会人は、見慣れないカタカナや略語が多く、意味だけを読んでもすぐ忘れやすいです。
用語を覚えるときは、単語だけを見るのではなく、 どの分野の用語か、問題ではどう聞かれるか、自分はなぜ間違えたか までセットで残してください。
結論
用語は、暗記カードだけで増やすより、問題で出たものから残す方が覚えやすいです。 最初から全部覚えようとせず、出題のされ方を見ながら必要な用語を拾ってください。
用語を覚える順番がまだ曖昧な方は、先に ITパスポートの勉強順 を確認しておくと、どの分野から触るべきか決めやすくなります。
2026年度に受験する人への注意
IPAは、2027年度春頃からITパスポート試験などを新試験制度へ移行する予定と公表しています。 この記事は現行の3分野構成を前提にしています。 受験前には、公式サイトの最新情報も確認してください。
SECTION 02
用語が覚えられない理由
用語が覚えられない人は、覚える量が足りないというより、覚え方が重くなっていることが多いです。
| 覚えられない理由 | よくある状態 | 変えること |
|---|---|---|
| 用語だけを見ている | 単語と意味を読んでも、問題文で使えない | 問題文の中でどう使われるかを見る |
| 一度に覚えすぎている | 用語集を上から読んで、すぐ忘れる | 1日10〜20語より、問題で出た5語を残す |
| 似た用語を分けていない | 認証・認可、暗号化・ハッシュ化などで迷う | 違いを1行で書く |
| 分野が混ざっている | セキュリティ、ネットワーク、経営用語が頭の中で散らばる | ストラテジ・マネジメント・テクノロジで分ける |
| 復習の対象がない | 間違えた用語をその場で読んで終わる | 迷った用語だけメモに残す |
用語を全部覚えようとすると、勉強が暗記作業だけになります。 ITパスポートでは、用語の正確な暗記だけでなく、選択肢の中で意味を判断できることが大事です。
SECTION 03
用語を覚える順番は「全体 → 分野 → 問題 → メモ」です
用語を覚えるときは、最初から細かい定義に入らない方が進めやすいです。 まずは試験全体を見て、分野ごとに大きく分けてから、問題で出た用語を残していきます。
| 順番 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 試験全体の3分野を見る | 用語がどの分野に属するか分かるようにする |
| 2 | 入りやすい分野から触る | 最初の抵抗を下げる |
| 3 | テクノロジ系を浅く触る | 苦手用語を後ろに残しすぎない |
| 4 | 過去問を5〜10問だけ見る | 用語が問題でどう聞かれるか知る |
| 5 | 間違えた用語を1行で残す | 次に戻る場所を作る |
覚える順番のコツ
最初から用語集を全部覚えようとせず、問題で出た用語を優先してください。 用語は「先に全部覚えるもの」ではなく、「問題を見ながら残すもの」と考えると進めやすいです。
過去問にいつから触るか迷う方は、 ITパスポートの過去問はいつから始めるべきか もあわせて確認してください。
SECTION 04
分野別に、最初に触る用語を分けてください
用語を覚えるときは、すべてを同じ重さで見ない方がいいです。 まずは3分野ごとに、入りやすい用語・止まりやすい用語を分けて考えます。
| 分野 | 最初に触りやすい用語 | 覚え方 | 深追いしないこと |
|---|---|---|---|
| ストラテジ系 | SWOT、KPI、CSR、BCP、個人情報保護、著作権 | 仕事・ニュース・会社の活動とつなげて覚える | 経営用語をすべて完璧に説明しようとしない |
| マネジメント系 | WBS、SLA、PDCA、ITIL、プロジェクト、サービスデスク | 仕事の進め方や役割分担とつなげる | 専門的な開発管理の細部に入りすぎない |
| テクノロジ系 | マルウェア、認証、暗号化、IPアドレス、DNS、主キー、SQL | 図や問題文で使われ方を見る | 仕組みを最初から深掘りしすぎない |
文系・非ITの方は、ストラテジ系やマネジメント系で勉強の流れを作りつつ、テクノロジ系の基本用語にも早めに触れるのがおすすめです。
文系で用語に不安がある方は、 文系でもITパスポートに受かる? もあわせて確認してください。
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用語を抱え込む前に、合格点までの勉強順を決めてください。
用語を全部暗記してから進める必要はありません。 600点突破に必要な範囲、後回しでいい範囲、過去問に入るタイミングを先に整理しておくと、途中で止まりにくくなります。
用語を抱え込まない勉強順を見るSECTION 05
用語メモは、きれいに作らなくていい
用語を覚えるために、きれいなノートを作る必要はありません。 時間をかけてまとめるより、問題で迷った用語だけを短く残す方が続きやすいです。
| 残す項目 | 書き方の例 | 目的 |
|---|---|---|
| 用語 | ハッシュ化 | 後から見返す対象を明確にする |
| 分野 | テクノロジ系 / セキュリティ | 苦手分野を見える化する |
| ざっくり意味 | 元に戻しにくい形に変換する | 最初は正確な長文定義より理解を優先する |
| 間違えた理由 | 暗号化と混同した | 次に同じミスを減らす |
| 問題での聞かれ方 | パスワード保存の説明で出た | 用語を問題文とつなげる |
1行メモで十分
用語メモは「用語+ざっくり意味+間違えた理由」で十分です。 完璧なノートを作るより、次に迷わないためのメモを残してください。
SECTION 06
過去問と用語をつなげる方法
用語を覚える一番の近道は、過去問や公開問題で使われている形を見ることです。 単語だけを見るより、問題文の中で見る方が記憶に残りやすくなります。
| 流れ | やること | 見るポイント |
|---|---|---|
| 1 | 問題を5〜10問だけ解く | 知らない用語で止まるかを見る |
| 2 | 迷った用語に印をつける | 不正解だけでなく、正解したけれど迷った用語も拾う |
| 3 | 参考書に戻る | 用語の周辺だけ確認する |
| 4 | 1行メモに残す | 意味・分野・間違えた理由を書く |
| 5 | 数日後にもう一度見る | 同じ用語で迷わないか確認する |
過去問を何年分やるか迷う方は、 ITパスポートの過去問は何年分やるべきか も確認してください。 用語は、年数を広げるより、同じ用語で迷わなくなることを優先した方が進めやすいです。
SECTION 07
カタカナ・略語・英字3文字の覚え方
ITパスポートでは、カタカナや英字略語で止まりやすい人が多いです。 ここは、すべてを正式名称から完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。
| 用語タイプ | 止まりやすい理由 | 覚え方 |
|---|---|---|
| カタカナ語 | 意味がぼんやりして覚えにくい | 日本語でざっくり言い換える |
| 英字略語 | 似た形の略語が多い | 分野ごとにまとめる。例:セキュリティ、ネットワーク、経営 |
| 似た用語 | 選択肢で混同しやすい | 違いを1行で書く |
| 技術用語 | 仕組みがイメージしにくい | 図や問題文で使われ方を見る |
| 制度・法務用語 | 名前が長くて覚えにくい | 誰を守る制度か、何を防ぐ制度かで整理する |
覚え方のコツ
正式名称を全部覚えるより、まずは「何のための用語か」を言えるようにしてください。 選択肢で判断するためには、長い定義よりも、短い言い換えが役立つことがあります。
SECTION 08
テクノロジ系用語で止まる人は、セキュリティから触る
テクノロジ系の用語は、最初から全部覚えようとするとかなり重いです。 特にネットワーク、データベース、アルゴリズムを一気に深掘りすると、勉強全体が止まりやすくなります。
非IT社会人なら、まずはセキュリティ系の用語から触るのがおすすめです。 マルウェア、認証、暗号化、アクセス制御、情報漏えい対策などは、日常のイメージともつながりやすいからです。
| 優先度 | テーマ | 最初に見る用語 | 覚え方 |
|---|---|---|---|
| 高 | セキュリティ | マルウェア、認証、暗号化、ハッシュ化、アクセス制御 | 対策・目的・違いを1行で残す |
| 高 | ネットワーク | IPアドレス、DNS、LAN、WAN、HTTP | 通信の流れを細かく追いすぎず、役割で覚える |
| 中 | データベース | 主キー、外部キー、SQL、正規化 | 表のイメージと一緒に覚える |
| 中 | コンピュータ構成 | CPU、メモリ、ストレージ、OS | 役割を短く言えるようにする |
| 後半 | 基礎理論・アルゴリズム | 順次、分岐、繰返し、配列 | 序盤で深追いしすぎない |
テクノロジ系で止まりやすい方は、 ITパスポートのテクノロジ系が苦手な人向けの記事 で、最初に触る順番を確認してください。
SECTION 09
やってはいけない用語の覚え方
遠回りになりやすい覚え方
- 用語集を最初から最後まで暗記しようとする
- 分からない用語を毎回すべて深掘りする
- 正式名称や英語表記だけを先に覚えようとする
- 問題で使われる形を見ずに、意味だけ読む
- 似た用語の違いを残さない
- テクノロジ系の用語を最後まで避ける
- きれいなノート作りに時間をかけすぎる
これらは、まじめな勉強に見えます。 でも、ITパスポートでは 遠回り になりやすいです。
用語は「全部覚えたら問題に入る」のではなく、問題を見ながら必要な用語を拾っていく方が効率的です。
独学で用語の覚え方に迷っている方は、 ITパスポートは独学で受かる? もあわせて確認すると、教材と過去問の使い方を整理しやすくなります。
SECTION 10
最初の7日は、用語を全部覚えようとしなくていい
最初の1週間の目的は、用語を大量に暗記することではありません。 用語を覚える流れを作ることです。
| 日数 | やること | 意識すること |
|---|---|---|
| 1日目 | 試験全体の3分野を確認する | 用語を分野ごとに分ける |
| 2日目 | ストラテジ系の用語を軽く見る | 仕事やニュースとつなげる |
| 3日目 | マネジメント系の用語を軽く見る | 仕事の進め方とつなげる |
| 4日目 | セキュリティ用語に触れる | マルウェア・認証・暗号化などをざっくり見る |
| 5日目 | ネットワーク用語に触れる | IPアドレス・DNS・LANなどの役割を見る |
| 6日目 | 過去問を5〜10問見る | 問題で出た用語だけメモする |
| 7日目 | 迷った用語を見直す | 意味より、間違えた理由を残す |
このくらいで十分です。 最初の7日で必要なのは、用語量ではなく 覚え方の型 です。
短期で進めたい方は、 1か月で合格を目指すときの進め方 も参考になります。 スケジュール全体から決めたい方は、 ITパスポートの勉強スケジュール を確認してください。
SECTION 11
まとめ:用語は、暗記量より「残し方」で覚える
この記事の要点
- ITパスポート用語は、用語集だけで覚えようとしない
- 用語は、問題で出たものから残す
- 分野、ざっくり意味、間違えた理由をセットでメモする
- カタカナや略語は、まず短い日本語で言い換える
- テクノロジ系は、セキュリティ・ネットワークから触る
- 最初の7日は、大量暗記ではなく覚え方の型を作る
ITパスポートの用語が覚えられないときは、暗記量を増やす前に、覚え方を変えてください。
用語集を上から全部読むより、問題で出た用語を、分野・意味・間違えた理由とセットで残す方が記憶に残りやすいです。 特に非IT社会人は、最初から正確な長文定義を覚えようとせず、問題で使える形にすることを優先してください。
用語は、孤立させると忘れます。 問題文、選択肢、間違えた理由と一緒に残して、合格点に近づく形で覚えていきましょう。
合格ルート教材
用語を抱え込む前に、
合格点までの順番を決める。
用語を全部覚えてから進める必要はありません。 600点突破に必要な範囲、後回しでいい範囲、過去問に入るタイミングを整理しています。
用語を抱え込まない勉強順を見る ›PASS DESIGN編集部
PASS DESIGNは、資格学習で迷いやすい「何から始めるか」「どの順番で進めるか」「いつ過去問に入るか」を、合格点から逆算して整理する学習設計メディアです。
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