FP2級で「学科だけ受かった」「実技だけ受かった」という状態になると、 次に何をすればいいのか分からなくなる人は多いです。 もう片方だけ受ければいいのか、期限はいつまでなのか、申込時に何を確認すればいいのか。 ここで止まりやすいからです。
ただ、一部合格の動き方は整理してしまえばそこまで難しくありません。 先に期限と申込時の考え方を押さえておけば、無駄に受け直したり、手続きを見落としたりしにくくなります。 この記事では、FP2級の一部合格の期限と次にやることを、独学者向けに分かりやすくまとめます。
- FP2級の一部合格とは何か
- 一部合格の有効期限はいつまでか
- 学科だけ・実技だけ受かった場合の次の動き
- 申込時に注意したい「免除申請」の考え方
一部合格の有効期限や免除の考え方は、 日本FP協会の試験要綱、 日本FP協会の各種申請手続き、 きんざいのFAQ、 きんざいの免除申請案内 をもとに整理しています。
受験先をまたぐ場合や総合合格の手続きは少し分かれやすいため、申し込み前は最新の公式案内も確認してください。
結論:一部合格なら、次は受かっていない方だけ受ければいい。ただし期限と免除の扱い確認に注意
FP2級で学科だけ、または実技だけ受かった場合、次回は受かっていない方だけ受ければ大丈夫です。
ただし、それは永遠に使えるわけではありません。 一部合格には期限があり、その期限内にもう片方を合格しないと、一部合格の効力は使えなくなります。
さらに大事なのが、申込時に免除の扱いを確認することです。 ここを見落とすと、 せっかく片方に合格していても、通常の流れで合格証書が出ないことがあります。
- 学科だけ・実技だけの合格でも、一部合格として扱われる
- 次回は、受かっていない方だけ受ければいい
- 一部合格には有効期限がある
- 申込時に免除の扱い確認が必要になる
- 期限を過ぎると、原則として受け直しになる
FP2級の一部合格とは?
一部合格とは、学科試験か実技試験のどちらか一方だけに合格している状態のことです。
FP2級は、学科試験と実技試験の両方に合格してはじめて 「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」として合格証書が発行されます。 そのため、片方だけ合格した時点では、まだ最終合格ではありません。
ただし、片方の合格は無駄にはなりません。 一部合格として扱われるため、次回は残りの1科目に絞って進めることができます。
一部合格の期限はいつまで?
一部合格の有効期限は、「合格した試験日が属する年度の翌々年度末まで」です。
ここで大事なのは、「合格した月から2年」ではないことです。 月単位ではなく、年度単位で考えます。
| 考え方 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 期限の基準 | 合格した試験日が属する年度の翌々年度末まで | 月ではなく年度で数える |
| 年度の区切り | 4月始まり、3月末終わり | 1月〜3月の試験は前年度に属する |
| 期限切れ後 | 一部合格の効力は使えなくなる | 原則として受け直しになる |
たとえば、2023年9月試験での一部合格も、 2024年1月試験での一部合格も、 どちらも2023年度に属するため、2026年3月末まで有効です。 「受かった年から2年」と思い込むとズレやすいので注意してください。
学科だけ受かった場合、次にやること
学科だけ受かった場合は、次回は実技試験だけ受ければ大丈夫です。
ただし、そのときは申込先ごとの免除の扱いを確認しておいた方が安全です。 「学科はもう受かっているから当然大丈夫」と思っていても、 申込時の扱いを間違えると手続きがずれることがあります。
一部合格の期限を確認する
まずは自分の学科合格がいつまで有効かを確認しておく。
次に受ける実技を決める
日本FP協会かきんざいか、どの実技で行くかを整理する。
申込時に免除の扱いを確認する
申込画面や要綱で、学科免除の扱いを確認してから申し込む。
すでに学科は終わっているので、 この段階では実技対策に集中できるのが大きなメリットです。 ただ、申込時の扱いだけは雑にしない方が安全です。
実技だけ受かった場合、次にやること
実技だけ受かった場合は、次回は学科試験だけ受ければ進められます。
こちらも考え方は同じで、 期限内に学科に合格すれば最終的に合格証書の取得につながります。 ただし、実技免除の扱いは申込先や受け方によって確認が必要です。
とくに受験先をまたぐ場合は、動き方が少し分かりにくくなります。 日本FP協会ときんざいでは、申込時にできる免除申請の扱いが同じではないためです。
- 学科だけ受ければいいが、実技免除の扱いは確認が必要
- 受験先をまたぐと、申込時にそのまま免除申請できないケースがある
- 「受かったから安心」ではなく、期限内に学科を通すところまでが必要
免除申請や設定確認を忘れるとどうなる?
一部合格の人は、免除申請や設定確認が漏れると、総合合格までの流れがきれいにつながらないことがあります。
一部合格を持っているだけで、 そのまま自動的に最終合格までつながるとは限りません。 申込時の免除申請や自動免除の設定確認をしたうえで、 もう片方に合格してはじめて、通常の流れで合格証書の取得につながります。
受験先によっては、必要な申請や確認をしないまま受けて合格すると、 通常の合格発表タイミングで合格証書を取得できず、 あとから別途「学科試験・実技試験の両方の免除申請」が必要になることがあります。
日本FP協会ときんざいをまたぐ場合の考え方
一部合格を持ったまま受験先をまたぐこと自体は可能ですが、組み合わせによって手続きが変わります。
たとえば、学科試験の一部合格を持った状態で、別の指定試験機関の実技試験に進めるケースはあります。 一方で、実技試験の一部合格を持った状態で学科試験へ進む場合は、 申込時にそのまま免除申請できない組み合わせがあります。
とくに、日本FP協会の実技試験(資産設計提案業務)の一部合格を持った状態で きんざいの学科試験を受ける場合は、 きんざいの学科申込時には実技免除申請ができない案内になっています。 この場合は、学科合格後に日本FP協会で両方免除申請の手続きが必要になります。
| 一部合格の持ち方 | 次の動き | 考え方 |
|---|---|---|
| 学科一部合格 | 残りの実技を受ける | 申込時に学科免除の扱いを確認して進める |
| 日本FP協会で実技一部合格 | きんざい学科を受ける | きんざい申込時の実技免除申請は不可。学科合格後に日本FP協会で別途手続きが必要 |
| 同じ受験先で受ける | 残り1科目を受ける | 最もシンプルで迷いにくい |
なので、独学で手続きをシンプルにしたいなら、 一部合格後は同じ受験先でそろえる方が分かりやすいです。 もちろん、実技の事情などで切り替えるのはありですが、 その場合は申込時の扱いを必ず確認した方がいいです。
結局、一部合格したらどう動くのがいい?
迷ったら、この基準で考えれば十分です。
- まずやることは、自分の一部合格の期限確認
- 期限内なら、次回は受かっていない方だけ受ける
- 免除の扱いを申込時に確認する
- 手続きをシンプルにしたいなら、同じ受験先でそろえる
- 期限が近いなら、比較より先に試験日を決める
一部合格の状態は、使い方次第ではかなり楽になります。 逆に、期限確認を後回しにしたり、手続きを雑にしたりすると、 せっかくの合格を活かしきれなくなります。
期限が近い人は、早めに試験日まで決めた方がいい
一部合格の人は、通常の初学者以上に「いつ受けるか」を早めに決めた方がいいです。
一部合格には終わりがあります。 だからこそ、「そのうち受けよう」で伸ばすより、 期限から逆算して次の試験日を置いた方が安全です。
期限を確認する
まずは自分の一部合格がいつまで有効かを把握する。
受ける月を決める
余裕を見て、期限ギリギリではなく少し前に受ける月を置く。
残り1科目に集中する
片方はすでに終わっているので、残りだけを仕上げにいく。
よくある疑問(FAQ)
学科だけ受かったら、次は実技だけ受ければいいですか?
はい。期限内であれば、次は実技だけ受ければ大丈夫です。 ただし、申込時に学科免除の扱いを確認してから進めた方が安全です。
実技だけ受かったら、次は学科だけでいいですか?
はい。考え方は同じです。 ただし、受験先をまたぐ場合は、実技免除の扱いが少し複雑になることがあります。
一部合格の期限が切れたらどうなりますか?
期限を過ぎると、その一部合格の効力は使えなくなります。 その場合は、原則として改めて受け直す前提で考える必要があります。
免除申請を忘れたら終わりですか?
すぐに全て無駄になるわけではありませんが、 申込先によっては通常の流れで合格証書が発行されず、 あとから別の手続きが必要になることがあります。 一部合格の人は、申込時の確認を必ず入れておく方が安心です。
受験先・実技・教材・進め方を先に整えておくと、 途中で迷いにくくなります。 そのために「FP2級 14日スタータープラン」を用意しています。 無料で受け取る
まとめ
FP2級で学科だけ、または実技だけ受かった場合は、 一部合格として扱われ、次回は受かっていない方だけ受ければ大丈夫です。
ただし、一部合格には 「合格した試験日が属する年度の翌々年度末まで」 という期限があります。 さらに、申込時の免除の扱い確認を雑にしないことが大切です。
大事なのは、 一部合格したことに安心するのではなく、期限内にもう片方を取り切ることです。 期限を確認して、早めに次の動きを決めていきましょう。
-
FP2級の試験日はどう決める?
一部合格の期限から逆算して、次に受ける月を決めたい人向け -
FP2級の申し込み方法
免除申請や受ける科目の選び方を申込画面ベースで確認したい人向け -
FP2級はFP協会ときんざいどっち?
受験先をまたぐか、同じ受験先でそろえるかを整理したい人向け
「FP2級 14日スタータープラン」では、受験先・実技・教材・勉強の入り方まで、 序盤で迷いやすいポイントを無料でまとめています。
- 受験先・実技の決め方
- 教材選びと進め方の考え方
- 途中で迷いを増やさない序盤設計